四十肩、五十肩
これくらいの年齢に達した方達の
肩が上がらなくなったり、寝ている間にうずく様に
痛む症状を総称して四十肩、五十肩と呼ぶ事が多い様ですね。
その名称がどうであれ、困った症状であることには変わりません。
寝ている時に肩が疼くのはとても辛いですし
肩が上がらない、後ろに手がまわらないのは
着替えのたびに苦痛になります。
今まで、多くの事例に携わってきましたし、
私自身、事故で上腕骨骨頭剥離骨折を経験していますので
肩の痛みに関しては熟知しているつもりです。
肩が上がらないという状態になった時の多くのケースは
肩関節内の上腕骨骨頭の位置がポイントになる様に思います。
上腕の屈筋と伸筋のバランスが崩れた時や、肩関節内の腱版の損傷や
それに伴う周囲筋を含む組織の萎縮によって、本来の稼働域がせまくなり、
肩が上がらないという症状を発しているようです。
又、これに伴う肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨を繋ぐ関節)のズレが
手を上げようとした時に起こる肩上部の痛みや疼く感じを
引き起こしているように思います。
まだ他にもこれに伴う症状はありますが、きりがないのでこの辺で。
この様な症状は、肩関節内のバランスを戻せば解決に到ることが殆どです。
(中には、石灰成分沈着によるものもあります。
これは2〜3ヶ月で改善するようですね。)
ただ、なぜそうなったか?が一番のポイントです。
繰り返さないよう、気をつけたいものです。
四十肩、五十肩でお悩みの方、どうぞご相談ください。